いつか読書する日

DVDで「いつか読書する日」。田中裕子と岸部一徳が主演の恋愛映画。
舞台は主人公、田中裕子演じる女性が生まれ育った小さな田舎町。小さな町で生きる人々の個々の背景も描き込まれ本筋に厚みを持たせた見応えある素晴らしい映画。

男と女が恋愛が全てなのよ。と言い切る場面が出てくる。
全く恋愛映画である。


恋とか愛とか、一体何なんやろかと鑑賞しながら考える。私の勘違いみたいな想いもそういうのに分類していいんかな。と。
観終わって思ったのは、
その人に会いたいとか触れたいとか、そういう事が人を好きになるって事なんだろうな。と。その人じゃなきゃ駄目なんだって、個人への想い。代替は代替。
その為なら、何年でも側にいる。ずっと想い続けられる。ただし勘違いにならない程度に。
これ、やっぱり相互理解が必要で、いくら好きでも相手が迷惑なら、多分本人も実は他の人でもいいと思うよ。次行ってみよう。
強い想いが持続するのは通じ合う想いがあってこそ。一方通行ならさっさと辞めた方がいい。恋愛は一人じゃ成り立たない。

二人とも、長生きしてね。色んな事が分かるようになるから。
って感じの台詞が出てきた。件の、恋愛が全てと言い切った老婦人から。
まだまだ、何があるか分からないし長く豊かになれるように、生きていけたらいいな。若かったなぁ。って苦笑いして人に優しいできたらええな。