2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

EUフィルムデーズ「タンジェリン」エストニア/ジョージア

金曜日から京橋のフィルムセンターでEUフィルムデーズが始まりました。初日の最終、2013年エストニアとジョージアの合作映画「タンジェリン」のを観て来ました。今年のアカデミー賞外国映画賞にノミネートされていた本作はこれが日本初公開。上映後に監督と…

その男ゾルバ

DVDで「その男ゾルバ」1964年英・ギリシャ・米合作。 ネタばれしているので、注意です。全部失くしても笑って肉食べてラムを飲む。そして踊るんだよ。 なんてなんて良い映画なんだろう。 イギリス人(半分ギリシャの血)作家の青年バジルが父の残した土地が…

イル・ポスティーノ

DVDでイタリア映画「イル・ポスティーノ」。1950年代、共産主義の為チリから亡命した詩人と、彼が身を寄せたイタリア漁村の郵便配達青年の物語。 詩人は後にノーベル文学賞を受賞するパブロ・ネルーダ。どこまでが実話かは分かりません。冒頭の白い漁村と海…

マスク展

庭園美術館マスク展行ってきました。謳え、踊れ、驚異のハイブリッドたちよ―が今展のコピー。展覧会HPによるハイブリッドの注釈より、以下。 「近年では機械やテクノロジー等 の分野で頻繁に転用されているが、元来は魂を宿す生物を表わす言葉や概念であった…

うなぎ

今村昌平「うなぎ」をDVDで。間が気持ちいい作品でした。 妻殺しの男と自殺未遂の女が知らない土地に流れてきて、もう一度生き始める。赤い色に象徴される女性の狂気と、どことなく漂う男性たちの幼児性がポイントになりながらも、それを囲む田舎町の人々は…

「ストーナー」

2014年12月31日にSNSに書いた感想を転載。 超絶ネタバレです。 以下。「ストーナー」の感想が書ききれない。 舞台は1910年、19歳のストーナーが入学し、1956年に亡くなるまでたち続けたミズーリ大学が主となります。 貧しい農家の一人息子ストーナーが農業を…