EUフィルムデーズ 特別上映作品「メイド・イン・ハンガリー」

6月3日にEUフィルムデーズで2008年ハンガリー映画「メイド・イン・ハンガリー」を鑑賞。
今回の出品作「ハンガリー殺人事件」の主演俳優サボー・キンメルさんが来日していたので、彼の出世作を特別上映。
サボー・キンメルさん、めっちゃ感じいい。めっちゃ感じいい。

1960年代、共産主義が色濃く残るハンガリーでの青春映画。元はミュージカルらしくて、グリースやフットルースハンガリー版といった雰囲気。


上演後のQ&Aに答えてくれたのはキンメルさん。
質問側が、これは2008年からの視点で、共産主義を美化した映画ではないのか。と控えめながら質問すると、キンメルさんは
共産主義を知らない事が羨ましい。
共産主義を描く際にどう描こうか、できたら楽しく、面白く描く事が出来るんじゃないか。観た人が楽しんでくれる映画を作りたかった。
この映画の主役ミキには実在のモデルがいて、彼はハンガリーのスターなんだけど、この物語の通り家族でアメリカに亡命していて戻ってきた。
アメリカで育ったミキは共産主義を面白がっている所があった。実際、ハンガリーは共産圏でも軽い方で、そう言う見方をする人は少なくなかった。
歌を題材にしたのは普遍的な若者の象徴だから。と。
記憶で書いてるから、間違って解釈している部分があるかもだけれど、概ねそんな話を聞かせてくれた。

私も質問に手を挙げたけど、当たらなくって残念。
最後に燃えたはずのパパのピアノが新しくなって戻って来ていたけど、あれどうしたの?
って聞きたかったです。

歌って踊って凄く楽しくて、映画って面白いなぁ。と心底思いました。