イル・ポスティーノ

DVDでイタリア映画「イル・ポスティーノ」。1950年代、共産主義の為チリから亡命した詩人と、彼が身を寄せたイタリア漁村の郵便配達青年の物語。
詩人は後にノーベル文学賞を受賞するパブロ・ネルーダ。どこまでが実話かは分かりません。

冒頭の白い漁村と海の景色から、私はすっかりこの映画が好きになって、島の青年の率直な事の清らかさや、詩は解釈を加えれば陳腐な物になってしまうと言う映画全体に流れる美意識に安心をもらいました。
詩人に漁師の網をどう形容するかと聞かれ、郵便配達員は父親の網を思って「悲しい」と表していた。


観終わって、天王洲アイルに海を見に行こうとしたけれど電話に捕まってしまって日が落ちた。残念。
結局、屋形船の屋台村でお船と河を見ながら一本だけ。
水のある景色はいいなぁ。
東京ららばい がいい感じに流れて来て、ない物ねだりの子守唄って歌詞に感心しました。