暗殺の森

ベルトルッチの「暗殺の森」をDVDで。
美しく、張りつめた映画で、この映画を薦めてくれた方の美意識の高さがうかがえる。実際、イタリア映画をこよなく愛するキレイな方。


とても面白く鑑賞したし、映像だけでなく言葉の絞られ方、感情の発露のタイミング、人を罵るに至る過程。すべてが絡み合って、とんでもなく完成度が高い名作なんだと思った。
でも、もう少し、この時代のイタリア映画を見ないと私は消化出来ないし、自分なりに思う事を重ねていけないなぁ。


雪に覆われた森の美しさと血の赤と銃声とが忘れられない。
ドミニク・サンダが綺麗で格好良いんだ。
真っすぐに通りを横切る、フロアを横切るマルチェロが印象的です。
不安を打ち消すように決意を固めなければと、急く心持ちが悲痛に伝わります。