ニンフォマニアックvol.1

話題の映画「ニンフォマニアックvol.1」を渋谷ヒューマントラストで。
何て言うか、とりあえずオープニング、エンドロールの曲がパンチ効いていて、あ、深刻に観ちゃ駄目だ。って喚起してくれているみたい。

主人公は小さな頃から色情狂!
とにかく狂う形が色だっただけで、普通のお嬢さんなんです。
理由は色々あるだろうけど、掘り下げるのがなんか馬鹿馬鹿しくなりそうな潔い色狂いで、愉快に観るのが良いかと思いました。
普通に面白かった。

絶頂への貪欲なまでのストイックさに痺れた。好きな人のパーツを求めて、髪型とか手の形とか似た部分を電車の乗客に探し求めて、概ねパーツが揃った所で車内マスターベーションだなんて、見事過ぎて。そんなの誰も思いつかない!変態!この変態嬢!
って映画館で痺れていました。
近々vol.2も観て来よう。お楽しみ。

あ、クリスチャン・スレーターが出てた!素敵でした!


ちょっと落ち着いたので補足。↓

ラース・フォン・トリアー監督作は初見。記号をちりばめて世界の統率を図っているのか、特徴的に図や記号が差しこまれる。
観ていないけれど二コール・キッドマン主演のドッグヴィルでは何も無い舞台に線を引いて家なり山なりなんなり世界を表していたとか。この作品もそう。
世界観になんら特徴を望んでいるように見えない。記号として存在している。アイテムは言葉にして何を扱っているのか、情報が明確。
そうそう、この映画、とても情報が明確でした。だから何も考えなくてもストーリーは誰が見ても破綻無くしっかり理解できます。
なのに何が何だか。と思ってしまうのは付加されたビジュアルで描かれる数字や図、フィボナッチ数列や川のストーリーとの交錯点といった妙なこだわりで妙な印象が残るのかな。面白いな。
思いつくまま書いたので文章目茶苦茶ですが、メモとして。
vol.2観たら、別作品も観てみよう。
http://www.nymphomaniac.jp