「ジェラシー」

昨日、渋谷イメージフォーラムでフランス映画「ジェラシー」鑑賞。
殆ど予備知識入れずに観たんですが、
監督自身の父親の実話を元にした物語を監督の息子が演じています。
おじいちゃんを孫が演じた。です。

ヌーベルバーグに疎く、この作品の存在意義の凄さがピンと来ていない。
でも、そういうの抜きにジワジワくる。

色々な嫉妬心が出てきて折り合いの付け方もそれぞれで。
でも全て過ぎ去って、あの激しさは何だったんだろう。って、空虚な目をしてそれでも幸せや期待も感じて、でもその幸せは新しく知った断絶の為、以前ほどの大きさはない。
互いがどうすれば上手く行っただろうか。っていくら頭の中でシミレーションしてもどうしたって上手くいかない。だから終わったんだよ。
と、白黒の画面に佇むカットを観て思った。

元妻と妹、娘が素敵だった。
家庭を持ったり、身近な人に愛情を寄せる女性らしい心持ちって素晴らしい資質だと思う。足りなさを金銭や男で足らそうとする主役女性への不快感と対になっている。
足ることを知るのは、いいなぁ。


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